概念 [theatrical 1]
今年出来立てホヤホヤのKAAT(神奈川芸術劇場)に行ってきました。
イキウメ 2011年春公演
「散歩する侵略者」
イキウメさんは初観劇。
以前からチラシをみながら興味は持ってたんですけどね～。
チラシからかなりマニアックな世界を感じたモンで。
つー訳で、
～あらすじ～
地球侵略会議はファミレスで
日本海に面した小さな港町。
大陸に近いこの町には同盟国の大規模な基地がある。
この国にとって戦略的に重要な土地だ。
加瀬真治は、地元の夏祭が終ると性格が一変していた。
今までの記憶を失くし、町の徘徊を始める真治。
夫を介護しなければならなくなった妻の鳴海は、新しい生活に戸惑う。
町に事件が起きる。
それは老婆が息子一家を刺殺した後、自殺すると言う凄惨なものだった。
同じ頃、海岸線では町の人々が奇妙な光を見る。
それが隣国のミサイル誤射であることをテレビのニュースは伝える。
凄惨な事件と、軍事的な緊張とが相まって、町には不穏な空気が流れていた。
そして、真治は鳴海に告白する・・・。
ムチャクチャ暗いな話だった。。。
だがこの暗さは大好きです☆
そしてキーワードは「概念」。
侵略してきた宇宙人は人間の身体を乗っ取り、人間の持つ概念を奪って自分のモノにしていくと言う設定。
概念を奪われた人間は、その概念を失いその事象を認識できなくなってしまう。
町の人達から様々な概念を奪っていく宇宙人。
概念を失っていく街の人々。
殺人事件と軍事的な出来事と相まって町は混乱し始める。
と、書いていてよく分からなくなって来てしまいますが・・・。
書いている私が分からなくなってきてるんだから、多分このblogを読んで頂けている方々には理解してもらえてない可能性が高いかも・・・。
まぁ、そんな設定で進んでいくお話。
色々と考えさせられる事も然る事ながら、ストーリーの展開はすこぶるダークです。
概念を失って不幸になった人と、逆に幸せになった人。
人間ってなかなか難しい生き物なんだなぁー。。。と考えさせられました。
あとエンディングは結構スゴイ！
展開が分かりきってはいるんだが、それでも号泣してしまいました。
いやー、あのエンディングは悲しすぎた。。。
んな訳で、初イキウメ観劇。
完全に私の心を鷲づかみにしてくれました♪
公演は残すところ、北九州公演のみになってしまったようで。
再演してくれたらまた観に行くのになぁー。。。
とりあえず次回公演まで待つとしようか♪
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