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合羽 [bike]

~自動二輪な日々 Vol.57
『女神は静かな場所に降臨する』 第6話

残された3人は中央道を降りた。

今度はR137を富士山へ向けて移動し始める。
まっすぐ向かえばいいものの途中「天下茶屋」へ寄る事になった。
どうやらそこでは絶景が見られるようだ!!
さっそく御坂峠を走り始める。

そして・・・、

 

 

 

天下茶屋前で・・・.JPG

正に絶景だ!!

富士の山頂は見事に見えるが、すぐ下は雲ですでに見えなくなっている。
明らかに天気は下り坂だった・・・
だがそんな事はこの絶景の前にすっかり飛んでしまっていた。

しばらく富士山を眺め再びツーリングを再開。
峠を下り河口湖湖畔を走行中、ヘルメットに1粒の水滴が落ちてきた。

河口湖畔.JPG

富士山の麓はやはり曇っている・・・

いつ降ってもおかしくない天気。
天気予報では確かに夕方から雨が降ると言っていた。
だが山の天気は変わりやすい。
微妙な天気に不信感を抱きつつ河口湖から山中湖へ向かう。
すると・・・、

 

 

いよいよ、やってきやがったか・・・(=w=;

 

 

ヘルメットのシールドに水滴がポツポツと落ち始める。
しばらく走行すると徐々に水滴の数は増えて、いきいよいよ雨になったきた。
だが今回の私は一味違う!
この雨は想定内だ!!
道路沿いのコンビニの駐車場に一旦駐車し・・・

 

 

レインコートを着込む!(* ̄▽ ̄)ノ☆

 

 

自動二輪免許を取得して3年。
今まで散々雨にヤラレてきた・・・。
そして今回、満を持してレインコートを着込む!
レインコートを着込んだ途端、周囲の空気が突如冷たくなるのを感じた。
再びツーリングを再開すると雨は一気に本降りになり、ツーリング隊に襲い掛かってくる。
土砂降りの雨の中、山中湖を通過しまたしても峠越えがやってきた。

空を見上げると灰色の厚い雲が完全に太陽の日差しを遮っていた。
朝から太陽の日差しを受けていない地面には暖かさの欠片も残っていない。
周囲からは徐々に民家は消え、山の木々が空気を一層冷たくしているようだ。
峠を上り始め再び気温が下がり始める。
襲い掛かってくる雨粒はレインコートに弾かれ、そのまま地面に落ちていった。

みたか!レインコートの威力を!!

今まで遭遇した災難の数々が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
段々と強まってくる雨足。
だが精神的にはかなりの余裕が残っていた。
雨の中を意気揚々とMAXAMと共に疾走する。
因縁の峠越えを克服しようと躍起になっている自分がいる・・・。

しかし!
このあと雨男に最大で最強の敵が現れる!
果たして、この後の試練を乗り切る事が出来るのか!?

(つづく)


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