孤影 [bike]
~自動二輪な日々 Vol.55~
『女神は静かな場所に降臨する』 第4話
R299で山道を疾走する。
八ヶ岳の標高は2899m
で、今回泊まる山小屋は標高2000m位の所にあるらしい。
つまり、現在地の標高1000m地点から一気に標高2000mまで上る。
それはつまり・・・、
一気に気温が下がり始める。(T-T)
今まで半日かけて1000mを上ってきた苦労はどうやら些細な事らしい。
本当の山の怖さを思い知らされるのはここからだった。
20℃以上あった気温が途端に20℃を切った。
山の天気は変わりやすいのに加え、森が深くなるにつれて空気も更に冷たくなる。
いつの間にか身体が小刻みに震え始め、両肩が石の様に固くなっていた。
だが意外にも40分ほどで山小屋には到着。
色々と試練はあったが、過去のツライ経験に比べれば大した事はなかった♪
そして宿泊する宿は・・・、
何かが起きそうな雰囲気のある山小屋
管理課のOさんが管理人を務める山小屋らしい。
森の中に1件だけひっそりと佇んでいる。
近くには八千穂高原もあり・・・
雄大な自然に癒される~
周辺には自然がたくさん。
空気も美味い!
近くの入浴施設で疲れを癒し、一緒に夕食も済ませる。
軽く買出しを済ませて山小屋へ帰ってくると、辺りは薄っすらと暗くなり始めていた。
人里離れた森の中の山小屋。
なにか事件が起きそうな雰囲気が辺りを漂う
するとOさんが・・・、
Oさん:「ちょっと寒気がするから先に寝るわ」
と言って早々に床に就いた。
そして、残された人間で静かに呑みが始まる。
すると窓を小さく叩く音が聞こえてきた。
何かと思って窓の外を見るとそこには・・・、
大量の虫が窓に張り付いている
その大量の虫達を見ながら呑みを続ける。
時間が進み、ひとりまたひとりと床に就き・・・
そして誰もいなくなった・・・
12時を前にして皆さん就寝です。
ひとりで日本酒と焼酎を呑みながら、静まり返った山小屋で物思いに耽る。
すると静かに夜が更けていくと共に段々と眠気がやってきた。
そして翌日。
4時過ぎに目を覚まし活動を始める。
事件はナニも起きなかった・・・(=w=;
そして2日目。
嵐の様な1日が始まろうとしていた・・・。
(つづく)
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