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決壊 [book]

昨年末に「イノセントゲリラの祝祭」を読破。

それから本を読んでいなかった訳ではない。
読書は続けていたが、なかなか進まなかったのだ。
その本を読み終わるのに約3ヶ月もかかってしまった。
進まなかったのはつまらなかった訳ではないだが・・・。

ってな訳で・・・、

 

決壊 上巻

決壊 上巻

  • 作者: 平野 啓一郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/06/26
  • メディア: 単行本

決壊 下巻

決壊 下巻

  • 作者: 平野 啓一郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/06/26
  • メディア: 単行本

平野啓一郎 : 「決壊」

 

~あらすじ~
2002年10月。全国で次々と犯行声明付きのバラバラ痛いが発見された。<悪魔>と名乗るその犯人の思惑に乗せられ、全国で殺人事件の連鎖が始まる。最初に殺された被害者は、平凡な家庭を営む会社員:沢野良介。事件当日、良介はエリート公務員である兄:崇と大阪で会っていたはずだった・・・。警察の捜査線上に浮かび上がってきた意外な人物・・・。そして捜査中も次々に連鎖していく殺人事件。いったい犯人は誰なのか?謎の「離脱者」集団とは何なのか?

 

はっきり言ってオモシロい!!

 

ただね、ちょっと長すぎるよ・・・( ̄∀ ̄;;)p
上下巻の構成なんだが、最初の殺人が起きるのが上巻の最後の最後。
それまでは登場人物の個々のキャラを「これでもか!」って言うほど書き綴ってくれている。
そのお陰で下巻の展開や登場人物の気持ちの変化なんかは随分分かり易かったが・・・。
後半のスピード感と悲壮感は読んでて涙が出てくるほどだった。
なので読破するのに上巻を約2ヵ月半下巻は2週間って具合にかなり偏りが出ちゃった訳です。
そして改めて思ったのが、描写が細かいし難しい・・・(=w=;
読めない漢字や意味が理解できない表現もたくさん。
見た事はある漢字なんだけど、送り仮名を見るとどうしても読めない。
基本的に無学な私が読むにはレベルが足りなさ過ぎだ・・・。

そして昔読んだ「日蝕」を思い出した。
「京大在学中に史上最年少で芥川賞を受賞。」
その殺し文句に手を出したしまった受賞作「日蝕」
読み始めて挫折の連続・・・。
読み終わってもよくストーリーが理解できず、「私は本当に日本人なんだろうか・・・?」と落ち込んでいた20歳代。

多分この本の面白さの半分も私は分かっていないだろう。
だがそれでもかなりオモシロい!!
もっと日本語を勉強して、また平野啓一郎に挑戦したいと思います☆


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