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実験 [theatrical 1]

京都でのC.T.T.観劇。
残りの2本。。。

ユウグレチャ
『大入計画(仮)』

Janne Oriental samp Educational Foundation
『51623748』

の2本。
C.T.T.は各演目30分。
マノキカクの「姦(かしまし)」よりも一段と実験的な色合いが強い舞台でした。

どんな舞台だったかというと・・・、

 

 

 

※ユウグレチャ「大入計画」

一人の女優が無表情で鼻歌を歌う。
しかもアカペラ。
たったそれだけ。。。
しかもうる覚えでちゃんと歌えない歌もチラホラ。
舞台上では不思議な時間が流れ、会場内から微妙な笑いが・・・。
どっかで、次の展開があるかと期待しているが、一向に歌は終らない。
そのうち周りの笑い声も大きくなってくる。
確かにオモシロい空気にはなってきたが、逆に不安になってきた。

このまま最後まで突っ切るつもりか?
演出家の意図は一体ナンなんだ?

そんな疑念が頭の中を駆け巡り、周りと一緒に素直に笑えなくなっていた。
そして何の展開も起こらず終った。。。

だが演出家の意図が終演後明らかになる。
C.T.T.という実験的な事が許される舞台で、本当に実験をしているとの事だった。
それは観客内の協力者に意図的に笑ってもらい、周りの観客に笑いが伝染するかどうかの実験をしていたらしい。
そして、舞台上での演技は意味がないとの事らしかった。
そんな事が行われていたなんてちょっとビックリ!
まぁ、最後にネタバラシしてくれて助かりました。
あのまま終ってたら不完全燃焼だったから。。。

 

Janne Oriental samp Educational Foundation『51623748』

直訳すると「ヤンネの東洋ひき割りトウモロコシ教育財団」と言う、ちょっと意味の分からない劇団名。
チラシには「演劇における言語の重要性を、重要でないと仮定してみると」とコメントが書いてあった。

開演前に手渡された数枚の紙。
その髪には知らないカタカナとその意味が書いてある、いわゆる辞書だった。
そして開演。
聞いたことのない言葉で話をする一人の男と覆面の2人の男女。
なにかしらもめてるんだけど、途中ででせんだみつおゲームを始めたり、毒(?)を盛られたりと、なんかよく分からん話だった。
よく分からない話なんだが、「言葉が重要でないと仮定」しているので致し方なし。
だがそれを踏まえて上で、分からないなりに笑えたのがよかったな。
これも確かに実験的な試み。
言葉の意味ではなく、言葉の雰囲気や擬音の響きでこれだけ笑えるのはある意味スゴイと思う。



以上の2本はかなり実験と言っていい舞台でした。
1本目のマノキカクさんはしっかり舞台として完成されていたが、こっちの2本は舞台作成の過程を見せてもらった感じ。
1つの舞台を作り上げていく行程なので、やはりちぐはぐな感じは否めなかったが、それはそれ。
京都まで観劇に行った甲斐がありました☆
C.T.T.かー。
また機会があったら観に行きたいなぁ~!(= ̄∇ ̄=)


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