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一人 [theatrical 1]

京都に行った最大の目的。

マノキカク
「姦~かしまし~」

気がつけば、もう1ヶ月も前の話になってしまっている。
んな訳で、京都を中心に活動する中野劇団所属の舞台女優:真野絵里の一人芝居。
そして今回の舞台はC.T.T.と言う企画の1つの演目らしい。。。
(ちなみに今回はC.T.T. vol.93)
詳しい事情は分からんが、とりあえず観に行く事にしました。

場所は京都・北大路・・・、

 

 

 

原作は久生十蘭の短編小説。
すみません。
久生十蘭って初めて聞きました・・・。
その短編小説を読み進めながら演技をしていく形。

 

~あらすじ~
電話している女。相手はやはり女の咲子。10年前に木津と言う男から志貴子を逃がすために、志貴子に協力した仲だった。志貴子は死んだ事になり大阪に逃げていたのだが、東京に来ている事を電話で伝えてきた。死んだ事になっている志貴子を木津に見つかりでもしたら・・・。そう思い志貴子に会いに行くのだが・・・。

 

簡単なあらすじはこんな感じ。
電話で話している女と志貴子とのドタバタを電話の相手に話している設定。
小説の文章を読み進めているので話は分かり易かった。
30分の演目で登場人物もそれなりに出てきたんですが、小道具や照明や音楽などを使って観やすくしてくれていたので、30分と言う短い時間ながら、けっこうしっかりと見応えのある舞台に仕上がっていたように思います。

あと真野絵里さんの演技。
以前からもずっと言っているが、やっぱり硬軟自在な感じが素敵だったりする。
いつ観ても存在感バリバリな感じだが、今回は一人舞台。
他に比較する役者がいないので、存在感の話は置いておいて。。。
今回は初めての一人舞台だったという事で、少し緊張が垣間見えてました。
あと一人舞台って言う事で、説明しながら複数を役をこなすと言うタイヘンさ。
でもそんなタイヘンさもまったく感じさせないほど穏やかな舞台でした。
やっぱり素敵な女優さんだなぁ~。



ちなみににC.T.T.とは。。。
「Contemporary Theater Training」の略で、「現代演劇の訓練」を意味するそうだ。
本番の前の試演会や役者としての場数を踏む場、また演技や演出の実験など、本公演では出来ない事がやれる場所らしい。
そして全演目終了後には、合評会と呼ばれるモノもある。
演者や演出家が舞台上に出てきて、観客と一緒に作品について評論しあうと言うもの。
アフタートークともまた違った感じの合評会。
舞台を作る過程が少し垣間見えてちょっと感激しました。

演劇ってやっぱり奥が深いねぇー。。。(= ̄∇ ̄=)


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