臆病 [bike]
～自動二輪な日々 Vol.51～
新たなる旅立ちの準備・後編
横浜横須賀道路に乗った！
横浜までの短い距離だが、高速走行での性能を知るには充分な距離だ。
有料道路に入ると思いの外交通量は少ない・・・。
って、言うかまったく車がいない！
そんな訳で、ここぞとばかりにアクセルを全開にしてみた！
のだが・・・、
80㎞/hを超えた辺りでアクセルを緩める・・・
つーか、恐ーぞ！！
一瞬、その体感速度に全身に緊張が走った。
アクセルを緩め気持ちを落ち着ける。
そして思い出した・・・。
わたしゃ、チキンだった・・・（=ｗ=；
ここ数年間だけで起した事故や災難によって染み付いた恐怖心は、そう簡単には抜けない・・・。
やはり少しずつ慣らしていく方がいいだろう。
ってな訳で、まずは80km/h前後で(私の)慣らし運転を始める。
しかしそれでもなかなか緊張は解けない。
ポツポツと後から来る車に追い越されながらジッとガマンの運転を続ける。
すると・・・、1台の黒MAXAMが私の横をすり抜けていった！
カッチーン！！(￣ロ￣lll)
一気に闘争本能に火がつき黒MAXAMの追走に入る。
追い越し車線を突っ走る黒MAXAMを必死に追いかける。
デジタルのスピードメーターは110km/hを表示。
恐怖心をなんとか闘争本能で押さえ込みアクセルを固く握り締める！
そして黒MAXAMは車の間を縫う様に先へ進んでいく。
よし！(￣ω￣*)
覚悟を決めた！
アクセルを開いて車と車の狭い間に飛び込んだ。
次の瞬間・・・、
やっぱりアクセルを緩める・・・(o_ _)ｏ))
やっぱり恐怖心には勝てなかった。
そして改めて思い出す・・・、
あたしゃ、やっぱり臆病モンだ・・・（=ｗ=
自分の慣らし運転どころか、自分の弱さを垣間見る結果になってしまった。
日が沈み徐々に気温も下がってきた。
冷たい海風が時折強く吹き抜けバイクを側壁へ押し付けようとする。
挙動を抑え込む事が出来ず、また冷たい海風が容赦なく体温を奪う。
全身が冷たくなっていく中、過去の記憶が走馬灯のように駆け巡る。
そうだ、バイクに乗るって事は命がけだったんだ！
命を無駄にしてはいけない・・・。
恥を忍んでも生き延びなくてはいけない・・・。
制限時速80km/hの首都高をスローペースで走り続ける。
なんとか無事に首都高を下り、残すは我が家までのわずかな距離。
一般道の運転は慣れているので、余裕を見せつつ運転していると新たな敵が現れる。
そう、そいつの名は・・・、
豪雨だ！！
天気予報では曇りで降水確率も20％だった。
だがその20％の確率を平気で2～3倍にも高めてしまうのがここ近年の私。
そして突然降り始めた雨はいきなり本降りでの登場。
更に雨足は強まり巷でよく聞くゲリラ豪雨へと進化した。
我が家まであと10分と言う所で最大の試練。
首都高を恐怖心に負けずにブッ飛ばしていれば雨が降る前に帰り着いていた筈なのに・・・。
そんな自分の判断に後悔しても仕方がない。
「急いで帰らないと・・・」と思った時、半年前の事故の事を思い出す。
そうだ、あの時も雨だった。
急いで帰って入る途中、スリップして転倒。
2年間一緒に苦楽を共にしたBanditは逝っちまった・・・。
あの時の教訓を活かし、この雨の試練を乗越えろって事か？
心を落ち着けズブ濡れになりながら安全運転を続けていると、雨足は段々と弱まってくる。
そして無事に家に到着すると雨はすっかり上がっていた。
ズブ濡れで空を見上げると・・・、雲がどんよりと立ち込めている。
よし風呂に入ろう！(￣∀￣;;)p
冷え切った身体を温めながらシアワセを感じる♡
短いが激しい半日が終ったような気がする・・・。
だがなんとか試練は乗り切った。
これで新たな1歩を踏み出せる♪
踏み出した先が楽しいバイクライフだとは限らないが・・・。
まま、無理して事故る事はないさ♪
by ことだま (2009-06-17 22:56)
真面目に言わしてもらいますけど
バイクは自分を守ってくれるもんがないでしょ。
身一つをスピードにさらすんだから、気をつけて運転しなされ。
と私はいつもダンナに言っている。
by のん (2009-06-17 23:09)
ことだまさん＞
そうそう！
そう思ってるんだけど、いきなりスイッチが入っちゃうからねぇ～。
気をつけないと・・・(￣∀￣;;)p
by edi (2009-06-18 13:05)
のんさん＞
確かに怖い乗り物。
今まではネタ神様が守ってくれてましたが、これからもって訳じゃないですからネェ～。
でも基本的に安全運転なんですけどね・・・(^▽^*)
事故に巻き込まれないように祈ってください☆
by edi (2009-06-18 13:08)