振戦 [accident]
恒例行事とは言わないで・・・。 Vol.4
お巡りさんに促されながらゆっくりと立ち上がろうとする。
しかし、両足に力が入らずなかなか立てない。
かなり激しく震えている両足。
両手をみると激しい振戦を起している。
事故現場の悲惨な状況から、かなりの衝撃を受けているようだ。
ここで１度深呼吸・・・
今度は両足を踏ん張ってなんとか立ち上がった。
警官A：「大丈夫ですか？」
edi：「今から確認しますから、ちょっと待ってください。」
全身が激しく震えている・・・。
精神状態的にはかなり不安定なんだろう。
こんな状態で正確に受傷状態を確認できるのか？
だが、やらないと後々が恐い。
必死に気持ちを落ち着けて、身体の各所を一つ一つチェックし始める。
足元から始め、足首～膝をチェック。
屈伸運動で両膝の痛みがある。
見るとGパンの上から血が滲み出していた。
傷口は深くなく擦過傷と皮下出血を起こしているだけ。
その後も腰～体幹～両腕～両手～首～頭部とチェックするが特に異常は見当たらない。
全身の関節も見てみたが、打撲している両膝に痛みがあるだけで、それ以外異常は見られなかった。
警官A：「病院の方を受診・・・」
edi：「かすり傷と打撲だけなので大丈夫です！」
警官A:「でも、あとから症状が・・・」
edi：「頭部の受傷はないし、緊急での処置も必要ないから。」
と、丁寧に救急搬送をお断りした。
警官Aは不服そうな顔をしたが、それ以上は何も言わず事故現場の指揮を取り始めた。
そして再び事故現場に目を向ける。
いびつな形に合体した軽自動車とBandit。
交差点内で事故処理をしている警官達。
交通整理のため交差点を中心に渋滞が始まっている。
周りを見渡すと野次馬が集まりだし戦々恐々とした雰囲気になっていた。
雨上がりで湿った空気がずっしりと気分を重くさせる。
街灯の光に照らされながら、再び全身の震えが大きくなっていくのを感じた・・・
(続く･･･)
私なら救急車乗っちゃう（笑）
さすが看護士さんだわ☆って、感心してる場合じゃないよ（泣）
by まみこ (2008-11-21 18:36)
まみこさん＞
救急車って言うのは文字通り救急な人が使う訳で、私には救急処置が必要じゃなかっただけなのですよ♪
他にも救急車が必要な人がいるかもしれないしね。
(仕事中にお腹が痛くなっちゃう人とか・・・)
なのでむやみに救急車を呼ぶのは止めましょう～☆
(って誰に言ってるんだか・・・)
by edi (2008-11-21 22:43)