鉗子 [book]
このblogで激しくプッシュしています。
映画化も決まった「バチスタシリーズ」の最新刊。
つーか発売されたのはチョッと前でしたが・・・。
金欠で購入できなかったんです。
でもやっと買えて読みふけりました♪
「ブラックペアン1988」:海堂猛
まずは帯の紹介文を読んでみる。
「驚愕手術の結末!外科研修医世良が飛び込んだのは君臨する“神の手”教授に新兵器導入の講師、技術偏重の医局員ら、策謀渦巻く大学病院・・・・。大出血の手術現場で世良が見た医師たちの凄絶で高貴な覚悟。」
これだけでもなんとなく話の流れは分かる♪
もう期待せずにはいられない(* ̄▽ ̄)ノ
~あらすじ~
医学会崩壊カウントダウンの1988年。
新人外科研修医:世良は東城大学医学部付属病院の総合外科学教室に入った。主宰者は教授の佐伯清剛。神の手をもつと言われる天才外科医。そして講師としてやってきた高階と手術職人と言われている渡海。大学病院内の派閥主義やプロパーとの癒着。各々の思惑と策謀が渦巻く中で起こった術中の大出血。ブラックペアンに込められた想いとその意味とは・・・?
やっぱり現役医師が書いているだけあってなかなかリアルな感じです。
今まで刊行されているバチスタシリーズの20年も前の話なので、登場人物の中には若かりしあの方々が登場してます♪
そう!医学生だった田口先生もね☆
今回の話はミステリーではないけど読み応えはバッチリ。
久々に読み返してしまったほどでした。
海堂先生はスゴイ作家さんですねぇ~(* ̄▽ ̄)ノ
そんなバチスタシリーズが来年映画化されます。
2008年2月公開予定「チームバチスタの栄光」。
小説を読んでいる方々の間ではキャスティングの時点でかなりの酷評が出回っているようです。
なので映画を観てから小説版を読む事を激しくお勧めします☆
~おまけ~
「ペアン」とは手術で使う器械で日本語で言うと「鉗子」。
「鉗子」にも色々あり、その中の種類で「ペアン」や「コッヘル」などが一般的です。
使い方としては挟んで引っ張ったりとか圧迫したりとか・・・。
その他には術者の好みで色んな使い方をされ、術中でよく使われる器械の一つです。
基本的には大体銀色なんですけどね。
今回の作品の「ブラックペアン」は特注品なので、そこんとこが注目かな?
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