帰路 [bike]
~自動二輪な日々 Vol.73~
さて、急いで帰らないと!
すでに陽は傾き、西の空はやや赤みを帯び始めている。
そしてとった進路は、国道414号を北上するコース。
天城峠を越え修善寺から三島へ抜けるのだ!
さっそく北上を開始するが、山道を登り始めた途端、急激に気温が下がり始める。
昼の真夏のような暑さはどこへやら。
やっぱり秋はちょっとづつ近づいているのね。。。
そして「道の駅:天城越え」へ到着したのだが・・・、
「昨日の台風のため、本日は閉店いたします」
まったくもって何も出来ない。。。
冷えた体を温める為の缶コーヒーでも・・・と思ったが、自動販売機にあたたかい飲み物は売っていなかった。
あぁ・・・、寒い!!!( ̄Д ̄;)
雨にやられ凍えながら走って帰った、そんな数年前の事を思い出す。
あの時も確か9月か10月だったような。。。
極寒のツーリング。
そんなイヤな記憶が頭の片隅を過る。
道の駅を出て、国道414号の北上を続ける。
修善寺で今度は国道136号に乗り換え更に北上。
三島市に入ったところで今度は国道1号に入る。
沼津から高速を使って帰る手も考えたが、前日の台風の影響で依然として風が吹き荒れている事を考えると、一般道のほうがまだ安全だろう。
そんな判断をしたからだった。
のだが・・・、またしてもこの判断が裏目に。
箱根峠へ向けて山道を登り始めた途端、急激に下がり始める気温。
湿気を含んだ空気は、容赦ない冷気となって服の隙間から入りこみ体温を奪い始めた。
それに加え、前日の暴風雨のために撒き散らされた木々の枝葉や、山から流れ出してきている雨水が道路を濡らし、私の進路を遮っている。
まぁここまでは予想通り!
だてにいままで幾多の試練を乗越えてきたわけじゃない。
手持ちのハンドタオルを首に巻き、レインコートを風除け代わりに着込み、とりあえずの防寒対策を施した♪
ふふふっ。人間とは学習する生き物なのだよ☆( ̄ー ̄)v
そう何度も同じ過ちは繰り返さないさ。
寒さを克服し更に山道を登り続ける。
だがここで最大の試練が訪れた!
道路の電光掲示板に表示された文字・・・、
「大雨注意報発令!スリップ注意!」
なに!?雨だと!!
昨夜の天気予報では晴マークしかついていなかったはずなのに・・・。
どう言う事だ?
と、そんな事を思った直後から、なにやら霧が立ち込め始める箱根峠。
峠を越え芦ノ湖に到着しコンビニでしばしの休憩。
さて、このあと一体ナニが待ち受けているというのか・・・。
(つづく・・・)
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