停電

本日停電がありました。

多分私の職場を含めた周辺地域で起きたようです。
停電は約1分くらいですぐに復旧。
原因は東京電力でのトラブルらしい・・・。
まぁそんな事もたまにはあるだろう。
と、素直に思えないほど大騒ぎした所がありました。

そこは・・・、

 

 

 

うちの病院の手術室だ！

 

 

本日は10時から手術が組まれていた。
予定通り10時に患者が入室し、バタバタといつもの調子で準備を始める。
そして運命の時。
執刀直前。

突然手術室内の蛍光灯が消えた！

一瞬静まり返る手術室。
そして焦りまくる人々。

「な・なんだ！？」
「停電か？」
「麻酔器は大丈夫か？」

そんな怒号が飛び通ったかと思ったら停電は1分くらいで復旧。
基本的に病院の電源は停電が起きても大丈夫なように、「無停電電源」なるものが用いられています。
だがそれは全てではなく、生命維持に直接関係する機械を優先的に繋いでいる。
そんな訳で約1分間の停電だったが、無停電電源以外の電源は一時的に電源が落ちた事に変わりはない。
麻酔器やモニターなどの機器は無停電電源なので異常はなし。
異常が出たのは記録用で動いていたビデオカメラや、電子カルテなど直接手術には関係ないモノ。。。
手術の進行には直接関係ない筈だったのだが、病院が開院して初めて起こった手術中の停電。
そんな出来事に、動揺しまくる手術室内のスタッフ。
そんな時、脳外科医S先生の一喝が入る！！

 

S先生：「始めるぞ！！」

 

その気合の入った一言で、何事もなかったように手術が始まる・・・。
執刀前だったから大した問題もなく手術ができました。

まぁ術中に停電したとしても、システム的には手術の進行には特に問題は起きない筈。。。
だけど突発的な出来事って、人間の頭の中を真っ白にするって事がよく分かりました・・・。
日頃からの心構えが大事！って事ですな。。。(￣∀￣;;)p