底抜 [celebration]
底抜けに明るい奴ら☆前編
先週行われた友人の結婚式。
行きつけの呑み屋で知り合った友人でもあり、新郎新婦ともそこで出会った仲間でもある。
メデタイメデタイと手放しで喜んでいたのも束の間。
何故か2次会の司会の依頼がやってきた・・・(=w=;
披露宴では仲間達と余興で、2次会は司会。
そんなメデタイ気持ちと憂鬱な気持ちで結婚式当日を迎えた。
クローゼットの奥から久々に姿を現したスーツと、下駄箱から出てきた革靴。
普段着る機会のない私にとっては久々の正装だ。
着慣れないスーツと足にシックリとこない革靴を履き家を出た。
すると・・・、
パキッ!
なにやら足元から乾いた音がした。
もうすぐ冬が訪れようとしている11月。
枯れ木でも踏みつけたと思って足元を見るが、足元には何もなくただ黒いアスファルトが広がっているだけだった。
バスに揺られ結婚式場へ到着。
結婚式前に仲間達と余興のリハーサルをやってさっそく結婚式に参加した♪
やっぱり結婚式は素晴らしい!
新郎新婦の晴れ姿にちょっと涙目になったりしてみる。。。
そしてそのまま披露宴へ突入。
刻一刻と迫り来る余興に緊張しながら、とりあえず披露宴は続く。
大盛り上がりの宴は続く・・・
余興と2次会の司会の緊張から逃れようと呑み始めるが。。。
だがどんなに呑んでもその緊張は緩まない・・・。
そんな私の緊張を他所に、私のテーブルのメンバー達はものすごい勢いで酒を煽り始めていた。
「白と赤のワイン、ボトルで持ってきて~♪」
相変わらず他のテーブルとは違うアルコールの消費ペース・・・。
酒さえ呑んでいればシアワセな底抜けに明るい仲間達☆
次から次に空いていくボトルを遠い目で見つめながら、緊張に押し潰されそうな心を必死に支え、目の前のワイングラスを一気に空けてみた!
現実逃避にも似たアルコール摂取を続ける私。
頭には一向に酔いが回らないが、意外にも足元に酔いが回り始めている事に気が付く。
千鳥足でトイレから式場に戻ってくる時、朝感じた足元の違和感を再び感じる。
ボフッ。
会場の絨毯の上を歩く私の足から、乾いた柔らかい音が聞こえてくる・・・。
(つづく・・・)
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